シニア猫について 健康管理と病気

しぐさや行動から読み取れる病気

2017/02/01

にゃんだかにゃー

image by atacamaki (Flickr)

 

人間同様、猫もシニアになると体が弱ってきて病気になりがちです。

これは仕方のないことですが、早期発見できるかどうかでその後の経過が変わってきます。

こまめに猫の体やしぐさを観察して、早期発見できるようにしておきましょう。

ここでは、猫のしぐさや行動から読み取れる病気について紹介したいと思います。

 

触られたり、抱っこされるのを嫌がる

今まで、触られることや抱っこされることに抵抗のなかった猫がいきなり拒否するようになった場合、体に何らかの異常があると考えられます。

もしお腹がふくらんでいるようであれば、「子宮蓄膿症」、「肝硬変」、「肝臓ガン」、「腎臓腫瘍」、「伝染性腹膜炎」、「化膿性腹膜炎」、「心不全」などの恐れがあります。

お腹はふくらんでいないけれども触ると嫌がる場合は、「黄色脂肪賞」、「便秘症」、「尿道結石症」などの疑いがあるでしょう。

 

また、お腹のあたり(乳房に近い場所)にしこりがあっても、痛がるしぐさを見せない場合があります。

ただ、痛がらなくても「乳ガン」の可能性があるので動物病院を受診するようにしましょう。

 

トイレに行く回数が増え、入っている時間も長くなった

この場合、便の色や状態を観察しましょう。

 

【正常な硬さで血液が混じっている】

直腸や大腸の腫瘍などが考えられます。

 

【下痢で血液が混じっている】

出血腸炎や腫瘍が考えられます。

 

【色が黄色い】

植物性食物の摂り過ぎが考えられます。

猫に不適切な食事を与えたことが原因でしょう。

動物性食物を与えるようにしてください。

 

【色が灰白】

カルシウムなどの摂り過ぎが考えられます。

また、胆汁の分泌障害の可能性もあるでしょう。

 

【下痢が続く】

「胃腸炎」、「大腸炎」、「すい炎」、「呼吸不良症候群」、「消化不良」、「ウイルス性疾患」、「食中毒」などの可能性があります。

 

【便秘】

続いている期間が2~3日であれば様子見で大丈夫ですが、それ以上続く場合はすぐに動物病院に相談しましょう。

毛づくろいが原因でかかる「毛球症」や「腸閉塞」の疑いがあります。

 

頭を振って、耳を掻きむしる

ダニが耳の中に寄生してしまうとかゆみが激しいので、頭を頻繁に振るようになります。

この場合、黒い耳垢も出るようになり「耳疥癬」の疑いがあるのですぐに動物病院を受診させましょう。

 

耳から異臭がする場合は、「外耳炎」の可能性が高いです。

また、耳翼が腫れている場合は、「耳血腫」の疑いがあります。

 

体をよく掻いている

皮膚障害の可能性があります。

フケが出る場合は、「疥癬」、「ツメダニ症」、「ノミアレルギー性皮膚炎」などが疑われます。

頭から首にかけての脱毛が激しい場合は、「疥癬」の可能性が高いでしょう。

また、毛の抜け方が左右対称の場合、ホルモンの異常が考えられます。

 

目を掻こうとする

猫の健康のバロメーターに「瞬膜」というものがあります。

「瞬膜」は目頭に出る白い膜のことで、これが出ているときは、何らかの体調不良があるときでしょう。

 

目の表面が白くなっている場合は「角膜炎」、目の中側が白くなっている場合は「虹彩炎」という疾患が疑われます。

前足で目を掻こうとしている場合は、「結膜炎」の可能性が高いでしょう。

 

 

猫は、しぐさや行動から健康状態を伝えています。

見逃さないようにしてあげましょう。

 

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